【寺子屋レポート】「集客力アップ!魅力の伝え方を学ぼう!SNSショート動画制作編集とマーケティング・集客講座」開催しました。
奄美市フリーランス寺子屋の講座として、SNSショート動画をどう制作していくのかから学ぶ「集客力アップ!魅力の伝え方を学ぼう! SNSショート動画制作編集とマーケティング・集客講座」が2023年1月28日(土)29日(日)に開催されました。
二日に渡り、情報発信のトレンドであるSNSショート動画制作・編集と、動画を作る上でのブランディングの組み立てから学びました。
日程:2023年1月28(土)29日(日)
場所:奄美市WorkStyle Lab、ZOOMオンライン
講師:シモカタ セイジ氏(合同会社PUT代表/Livelooks studio/新しい働き方lab和歌山コミュニティマネージャー)
篠原 智美氏(ランサーズ株式会社)
|講師の紹介
シモカタ セイジ氏 (写真右)
合同会社PUT代表
Livelooks studio
新しい働き方lab和歌山コミュニティマネージャー
ランサーズ認定ランサー(2020年度クリエイティブディレクター部門受注額1位)
1982年生まれ 和歌山県出身。10代でプロミュージシャンを目指すも夢破れ、その頃から趣味でデザインを始める。アパレル→全国展開のインテリアショップのマネージャー→住宅営業(副業カメラマン)→事業立上の請負人というキャリアを経て独立し、ブランディングとクリエイティブ、DXを中心に活躍中。今までに携わったロゴデザインは100件以上、ブランディングのクライアントは個人から上場企業まで幅広い。最近は動画配信と映像制作の分野にも活動の幅を広げている。
twitter : https://twitter.com/Kikaku_shitsu
篠原 智美氏 (写真左)
ランサーズ株式会社地方創生担当。全国の地方自治体と同社との事業提携においてリモートワークチームの構築などに奔走。奄美市においても、提携当初から担当してフリーランス寺子屋、フリーランス支援について協力を続けている。
自身は地方移住、パラレルワーク・キャリア形成を実行中で、多様で自由な働き方を実践する女性キャリアワーカーである。
(参画)NPO法人キッズバレイ 理事 /株式会社AnyWhere エバンジェリスト/Biotope Co-Founder など
Twitter:https://twitter.com/shinohalifework
note:https://note.com/remortworker/
■DAY1
|ブランディングとは強みを整理すること
講義の最初にもってきたのは「ブランディング」。
商品やサービスをPRする動画を作成するために、まず必要なのは企画づくり。そのためには商品・サービスの「コンセプト」=ブランディングについて考える必要があります。
ブランディング=自分の強みや特徴+やりたいこと(表現したいこと)を、人に伝えるために可視化すること
ブランディングがうまくいけば、「〇〇と言えば、××」という風に、数あるサービス、商品のなかでも「選ばれる」存在になれる。
そのために、特徴、強みをよく整理し理解すること、
そして伝えたい相手=ターゲット を選定し、伝え方を考えることの大切さなどの話がありました。
また、ランサーズ株式会社の篠原先生から、クラウドソーシングのプラットフォーム「ランサーズ」の活用の仕方、活用例などの話もありました。
|チームで実践!奄美市WorkStyleLabのブランディング
今回2日間に渡って行う最終課題が、会場にもなっている、奄美市WorkStyleLabのPR動画の作成です。
そのために、WorkStyleLabのブランディングワークにチャレンジしました。
まずは、チームに分かれて、実際にブランディング作業を実践します。
ブランディングするのは、会場となった「奄美市Workstyle Lab Inno」です。
まず、強みの整理。
・コンセプト
・大切にしていること
・よく言われる褒め言葉
などの観点から、シモカタ先生がマインドマップツールを使って、どんどんとツリーを作っていきます。
どんどんできあがる、WorkStyleLabの「特徴」「強み」の整理ツリー。
同じ流れで、チームに分かれてワークを行いました。
コワーキングスペースであるWorkStyle lab Inno。
「奄美で一番大きいコワーキングスペース」「仕事がしやすい」「コーヒーが無料」「内装がオシャレ」…
さまざまな要素がでてきます。
人によっても、「ここがいい」と思う箇所が異なるのも勉強になります。
そういった特徴などをリストに書き出し、ある程度まとまったら、キャッチコピーを考えます。
まとめ作業には、皆さん苦戦されている方が多く見られました。この、ブランディングをする作業がこの後、動画を作成するにあたり、重要な作業だと伝えます。
ブランディングをすることによって、作成する動画の内容がはっきりとしていく。
その流れを実践とともに分かりやすく学びました。
|SNSの活用‐「知ってもらう」ことの重要性
自身で動画を作成し、それを収益化するにあたり、SNSの活用は外せません。
今やSNSからの話題が、世の中に流行していくという状態がほとんどになっています。良い話題もあれば、フェイクニュースもあり、個々のネットリテラシーを高めていくことが必然となっています。
SNSを活用するメリットとして、
・得意のアピール
・ファンの獲得と交流
・仲間づくり
を説明。一方で、
・炎上リスク
・時間がとられる(成果が見えるまで時間がかかる)
といったデメリットも説明したシモカタ先生。
SNS投稿の際に気を付けたいこと、
また仕事獲得のために大切な、
フォロワー数の増加
ポートフォリオの充実
同業者のヘルプからの案件獲得
などのポイントも教えてもらいました。
|チームで動画の企画!
1日目の最後には、2日目に製作する動画の企画を行いました。
■名前/キャッチコピー
■施設紹介やアピールしたいもの
■どう伝えると、分かりやすい?
の各項目を埋めていきながら企画していきます。撮影プランまでチームで考えて終了となりました。
■DAY2
|ショート動画を作成する
いよいよ動画撮影実習。
そのために、撮影ツールであるスマートフォンカメラの撮影基礎を学びました。
スマホでありながら、メインの被写体をどう見せたいかを考えて画角を選び、構図を考えます。
例えば、二分割構図は主に風景に向いている構図。日の丸構図の場合は、被写体を目立たせる構図など、場面によって、変えていくのがポイントです。他にも、三分割構図、四分割構図、額縁構図、対角線構図、放射構図などがあります。
|撮影ワークショップ Labの魅力をどう伝えるか
それぞれのチームで練った撮影プランに合わせて、撮影開始。
皆さん屋外に出たり、階段などいろいろな角度からLabを撮影されていました。
|AdobePremireProで編集実践
一通り撮影し終えたら、動画の編集をします!
今回使用した編集ツールは、「AdobeのPremire Pro」という画像編集ソフト。
プロも使用するツールで有料版となります。
Premire Proの基本操作は、下記の5つです。
①カラーの調整
②音質の調整/BGM挿入
③カット編集
④トランジション
⑤文字起こし、文字挿入
先生がPremire Proを実際の画面上で、操作しながら説明をされました。
シモカタ先生は、「この5つの操作ができれば、簡単な動画作成のお仕事は受けることができるでしょう。たくさんのことを覚えるよりも、精度と速さを上げること、また引き出しを増やすことの2点が重要です」と伝えました。
|2日間の日程が終了
約1分のWorkStyleLabの魅力を伝える動画作成。
「もっとも重要で、ほかの事業者と差別化できるのは、企画・ブランディングのところ」と強調したシモカタ先生。
なにをどう撮影するのか。
そのすべては、対象物の的確なブランディングによります。
経験を重ねるごとに、撮影するものの強み、伝えるべき部分、などを明確にしていくことができてくるのだと思います。また、撮影してテロップや効果を入れ、完成させるという作業も経験を重ねるごとに少しずつスピードを速め、精度を上げていくことが大切なのだと感じました。
課題となった動画は、先生のフィードバックを経て、奄美市WorkStyleLabの公式Instagramに投稿される予定です。