【寺子屋レポート】「SEOライティング講座①導入編」に先輩ライターとして登壇しました(田中 良洋さん)
こんにちは。 2018年7月14日(土)に開催された奄美市フリーランス寺子屋
「SEOライティング講座」で先輩ライターとしてお話させていただきました田中と申します。
偉そうに皆さんの前でお話させていただきましたが、自分自身ライターとして仕事を始めたのは1年前からです。
ちょうど、この奄美市のフリーランス寺子屋に3期生として参加させていただいたのがきっかけでした。
まだお話できるようなキャリアがあるわけではありません。 ライティングの技術を的確に伝えられる人はもっとたくさんいるでしょう。
しかし、そういう人の話は遠い人の話に聞こえてしまうこともあります。
去年までは参加している立場だった自分だからこそ伝えられることがあればと思い、お話を受けました。
どんなことをお話したら、皆さんのためになるのだろう・・・
悩みました。
講座に参加している人は、この仕事がどんなものでどのくらいお金になるかが知りたいはず。
そう思って講座で話す内容を決めました。
実は、講座の当日に話す内容は大幅に変更しました。
講座に参加している人の顔を見ていると、「私にも本当にできるのかな?」と感じている人が多いように思いました。
なので、なるべく実際の作業をお見せしてライティングという仕事のイメージができるようにお話しました。
今回は、講座内でお話した内容をレポートしたいと思います。
「ライティングって本当に儲かるの?」 皆さんが一番気になるポイントではないでしょうか。
ライティング講座に来ている人は、ライティングのスキルを身に付けたいというよりは、「新たな収入源」を求めて来ているのではないかと思います。
人それぞれ欲しい額は違うにしろ、一生懸命やったとしてもお金にならないのであればモチベーションも下がってしまいます。
ライティング講座では、実際にぼくがライターとしてどのくらい稼いだのかお話しました。
ぼくはライター以外にも、映像制作やドローン撮影を行っています。 ここで提示したのは合算した金額です。
収入が30万近くなったこともあれば、0の時もありました。
ライティングでの収入は多い時で3万円くらいでした。 「副収入でいくら欲しい?」と聞くと多くの人が3万円から5万円と答えるようです。
続けていれば3万円くらいは稼げるようになることを伝えたく、この資料をお見せしました。
「収入が0ってどうやって生活してるの?」と思うかもしれませんが、他にもアルバイトなどもしているのでなんとかやっていけています。
稼げる希望が見えたところで、次に気になるのは作業内容でしょう。
実際にどのような作業をするのかを画面をお見せしながらお伝えしました。
参加された多くの人は、
「文章なんかなんか書いたことないのに、できるかな?」
「知らないテーマで書けと言われても難しそう・・・。」
と感じていたと思います。
少しでも「私にもできそう。」と思ってもらえるようにお話しました。
①記事のテーマや内容について
実際の作業では、テーマは丁寧にまとめて送られてきます。
たとえば、私はシュノーケリングに関する記事を書くことが多いのですが、「シュノーケリング 3月」「シュノーケリング 服装」といったように、こういうテーマで書いてくださいという指示があります。
また、参考サイトや、仮タイトル、見出しも指定してくれます。
もちろん変更しても構いませんが、慣れない人はその通りに書き進めればできるようになっています。
②画像
記事には写真やイラスト(画像)が必要になります。
画像の取り扱いは注意が必要で、勝手にどこかから拾って来て使ってしまうと問題になります。
しかし、無料で使える写真があるサイトを紹介してくれていますので、そのサイトで探した写真やイラストを使えば問題ありません。
③添削指導
書いた記事は丁寧に添削されます。
おそらく、ここまで丁寧に指導してくれる環境は珍しいと思います。
フィードバックも丁寧なので、ライティング技術を学ぶには絶好の環境ではないでしょうか。
④作業ツールについて
パソコンのツールを使うことが多くなるので、その勉強は必要になります。
しかし、どれも数回使えば自然と慣れて来るようなものですので問題ありません。
必要な情報は全て与えられるので、あとは自分の言葉でまとめればいいだけ、それが私がやってきたライターの仕事です。
実際の作業内容をお伝えし、最後に私がライターとして気をつけていることをアドバイスさせてもらいました。
①ライティングは人に教えるように
ライターとして記事を書く時、大事なのは必要な情報を読んでいる人に届けられるかということです。
小説のような独特な言い回しは必要ありません。
しかも、最近は記事をスマホで読む人も多いです。
回りくどかったり、難しい感じが並んでいたりすると読まれず「戻る」ボタンを押されてしまいます。
コツは、友達に教えるように書くことです。
たとえば「シュノーケリング 服装」というテーマで書くことが決まったら、あなたは詳しい人にどういうことを聞きたいですか?
「水着は着て行った方がいいの?」 「着替えは必要?他に必要なものは?」
そんな疑問が浮かんで来るはずです。
それを記事の中で書いてあげればいいのです。
そして書くときは友達に教えるように、優しく簡潔に書くことが大事です。
②インプットとアウトプット
いい文章を書けるようになる一番の秘訣は、どれだけいい文章に触れているかだと思います。
何気なくスマホを見ていて、つい記事をクリックしてしまったら、なぜあなたがその記事をクリックしてしまったかを分析するチャンスです。
タイトルがよかったのか、写真がよかったのか、何かしらの理由があるはずです。
記事の中身でも、欲しい情報がしっかり入っている文章、なぜか読みにくい文章、面白い文章などいろいろあるはずです。
どこが良くて、どこが悪かったのかを考える癖をつけることで自分の文章力が上がってきます。
私は、自分でもブログを運営しています。
そこでインプットしたものをアウトプットしています。
実際に自分で文章を書いてみて、人からのどんな反応があるかを試しています。
インプットするだけでは必要なときに必要な知識を出せません。
実際に使ってみることで自分の武器となっていくのです。
③自分なりの価値を見つける
「私よりも文章が上手い人はいくらでもいるし・・・。」
私もはじめはこのように考えていました。
上を見ればきりがありません。
自分じゃなくてもいいんじゃないか、とつい思ってしまいます。
しかし、あなたでないといけない価値はきっとあるはずです。
私は、奄美のライターの中で文章は一番だと思っていませんが、写真も撮れて文章も書けて、移動も厭(いと)わない人は珍しいと思っています。
このように、文章力だけではなくて他のことも組み合わせて自分だけの価値を作っていけばいいと思います。
たとえば、納品まで必ず1日でできるなど、ここだけは負けないところはあるはずです。
やりながら探していき、自分なりの価値を見つけることが大切だと思います。
偉そうにお話させていただきましたが、自分のことを改めて考えるいい機会になりました。
おそらく聞いてくれた人は、私のことをすごい人と感じているのではないかと思います。
しかし、私もまだ始めて1年経ったくらいです。特別すごいわけではありません。
確かに合う合わないはあると思いますが、こういったライター業務を通して新しい働き方が浸透していけば嬉しいなと感じます。(田中 良洋)