
【寺子屋レポート】「SEOライティング講座①導入編」に先輩ライターとして登壇しました(武 美緒さん)
「奄美市フリーランス寺子屋」ライティング講座3期生の武と申します。
私は、2018年4月よりフリーライターを始めたばかりの新米ライターです。
2018年7月14日(土) 「あまみ働き方ラボ(奄美市浦上町)」にて奄美市フリーランス寺子屋の「SEOライティング講座①導入編」が開催されました。
「SEOライティングに興味がある」という方から、ライターを新たに志す受講生の方が集まる会場で、私は「先輩ライター」として登壇するという、経験をさせていただきました。
昨年の同じ時期に、受講生として当時の先輩ライターの話を聞いていた私が、まさか「先輩ライター」として登壇するなんて思ってもみなかったです。
会社勤めだった私が、会社を辞めてフリーライターとしてやっていこうと思った経緯、私の実際にしているライターのお仕事について説明させていただきましたので、レポートしたいと思います。


「SEOライティング講座①導入編」は、前半と後半の2部構成。
前半は「奄美市フリーランス寺子屋」を受託されている「株式会社しーま」さんより、「奄美市のフリーランス支援の取り組みについて」と「SEOライティングの説明」「ライティングのお仕事について」ご説明がありました。
講座の後半は、「先輩ライターのお話」。
昨年度奄美市フリーランス寺子屋を受講した2名による登壇の時間をいただきました。
(登壇は私ともう一人、同期の寺子屋仲間である「田中 良洋(よしひろ)」さんです)
今回は、私がまず登壇いたしました。
お話した内容は、下記の通りです。
1.自己紹介
2.抱えていた悩み
3.フリーランス寺子屋との出会い
4.「これだ!ライター!」
5.二足のわらじでお試し期間
6.フリーライターへの転職
7.ライターのメリット、デメリット3点
ストーリーは7展開で、私が会社員として勤めていた時からライターに転職する流れです。
中でも特に重点を置いたのは以下の3つ。
①なぜ、ライターをやりたいと思ったのか
②ライターが本当に自分に務まるのか、シミュレーションをやってみた
③実際のライター生活(メリット、デメリット)
今回の記事ではこの3つについて特に詳しくご説明させていただきます。
まずはじめに自己紹介から。
私は、2016年の「奄美市フリーランス寺子屋」ライティング講座を受講しました。
2017年度は「奄美市フリーランス寺子屋」3期生正規受講生としてライティングに挑戦。
寺子屋受講を経て、私自身の考え方、ライフスタイルは大きく変化。
会社を退職し、2018年4月にフリーライターに転身しました。
まずは、「ライターを志したきっかけ」についてお話させていただきました。
【①】抱えていた悩み

主婦であり会社員であった当時(2016年)の私は、仕事や家事の両立が精神的ストレスでした。
事務の仕事なので体は使わないのですが、業績が見えない事務職は評価されず、求められることは山ほどありました。
趣味に音楽もやっていますが、当時は大好きな趣味でさえも楽しめず、知人にグチをこぼす日々。
そこで紹介されたのが「奄美市フリーランス寺子屋」でした。
【②】奄美市フリーランス寺子屋との出会い

私は、寺子屋第2期生の最後のライティング講座「新しい働き方セミナー」へ参加。
プロのライターによる「フリーランスという働き方」や「WEBライターの仕事」についてなどが紹介されました。
途中、自己紹介や好きな映画等の作品を紹介するという実践があったのですが、私は思ったほど書けませんでした。
でも受講した後に「私は書くことが好き!もっと上手に書きたい!」と強く思ったのです。
今まで感じたことの無い衝撃的な感情でした。
同時に「これが仕事だったらどんなに楽しいだろう」と思い、「仕事をやらされている」という当時の、仕事への考え方と向き合う時間となりました。
次に、「ライターのお仕事がどんなものか」知るために、私がチャレンジしたことについてお話しました。

【①】「奄美市フリーランス寺子屋」ライティング講座を受講
ライターの世界に興味を持った私が、会社員からライターへ転職したいと思うまで、時間はそうかかりませんでした。
私は2017年度の「奄美市フリーランス寺子屋」に申込。 テストライティングに合格し、ライティング講座3期生(正規受講生)になりました。
※奄美市フリーランス寺子屋は2017年度より「本気で稼ぐ」を目標とし、あらかじめエントリーシートを提出し、テストライティングに合格した受講生を「正規受講生」としています。
とにかく1年間かけて、ライティング関連の講座を受講したいと考えました。
ただし、これはあくまでシミュレーション期間。
本当にライターがやりたいのか、今の仕事を辞めても後悔しないか、という気持ちに真剣に向き合うためです。
私は1年後に転職するイメージを持ち、会社の上司に相談しながら仕事を続け、ライティングの講座も受けました。
会社ではわだかまりを残さないため、「私の集大成を出し切る」という目標を立て、事務職以外にも力を入れました。
【②】ライティング講座とライティングのお仕事について
ライティング講座では、WEBライターの基本である執筆のマナーや構成のパターンなどを学ぶだけでなく、実際に書いた記事への指導などもありました。
もちろん初めてなので、分からないことばかり。
2017年のライティング講座は、全4回あり、たくさんのことを学びました。
「奄美市フリーランス寺子屋」ライティング講座3期生(正規受講生)は、「実際にライティングのお仕事をし、報酬を得ながら学んでいくスタイル」ということで、講座を受講しながらライティングのお仕事にチャレンジしました。
手探りで自分なりに解決法も考えましたが、何より奄美市フリーランス寺子屋を受託している「株式会社しーま」さんにより、チャットワークなどのサポートをいただき、ライター修行を乗り切ることができました。
(講座以外にも「フリーランスカフェ(ライター交流会)」の開催などのサポートもありました)
また、お仕事を依頼していただいている「株式会社ブルームプロモーション」さまから、ライティングについて手厚いサポートとあたたかいご指導をいただき、スキルアップすることができました。

私は2017年12月になっても「ライターをやりたい」という意思が変わらなかったことを会社側に伝え、2018年3月に退職。
2018年4月から晴れて私は「フリーライター」となりました。
ライターを始めるにあたって、私が取り組んだことは以下の3点です。
【①】名刺の作成
ライターは個人のお仕事です。
自分で仕事を獲得していくためには、自分をアピールしなければなりません。
私はオリジナリティを出すため、名刺は自作しています。
【②】一日のおおまかなタイムスケジュールを計画
次に一日のおおまかなタイムスケジュールを計画。
もちろん計画どおりにいかなくても大丈夫なのが、フリーランスの良いところ。
ダラケ癖がつかないために、一日の流れは大まかに決めておくことです。
【③】月間予定表ボードの活用
それからライターで一番大事なことは「納期を守る」こと。
そのため月間予定表のボードをパソコンの横に掛け、締切日が一目で分かるよう「見える化」を実行しました。
講座では、「ライターとして実際にどのくらいの収入があるのか、またメリットやデメリット」などをリアルにお教えしました。
①ライターとしての収入
ライティング案件は1件400円のものから、取材費込みで1記事8,000円のものまで様々。
私の稼働時間は、多い時で1日5時間くらいで、ほぼ週に1本くらいの割合で執筆しています。
2018年4~6月ですと、累計36,600円の収入でした。
【補足】 ライティング「1文字」の相場は、 1文字=0.1円~0.5円といわれています
(難易度が低い場合) ※難易度が高くなると、1文字=0.5円~2円など。
②ライターとしてのメリット
フリーランスとしても言えることですが、時間と場所にとらわれない在宅ワークであること。
またライターは調べるのも仕事。知らなかった世界を知ることで知識が高まります。
そして自分の記事が掲載されることで、直接の評価に繋がります。
③ライターとしてのデメリット
前述でもお伝えしましたが、ダラケ癖がつきやすいこと。
また、収入が不安定ですが補助金制度もありません。
個人業のリスクでもありますが、自己責任で孤独とも言えます。
登壇では、
・書くことが好き
・やる気はある
・自由な生活スタイルを持ちたい
そんな方に「ライター」おすすめしたいということをお伝えしました。
フリーランスという環境の中であれば、努力でさえも楽しめます。
「仕事をやらされている」と感じてしまったら、それは今の仕事が自分に合っていないのかもしれません。
「楽しい島ライター生活が送れますように。一緒に頑張りましょう!」というお話をし、私の話は終了ました。
私の講話が受講生の皆さんにとってどうだったかは分かりませんが、1人でも誰かの心に残ってくれたら幸いです。
私は「奄美市フリーランス寺子屋」の出会いで、人生が大きく変わりました。
「奄美市フリーランス寺子屋」では、フリーランス業界のプロの講座を無料で受講することができます。
ライティング講座では、実践で校正担当者さまからの手厚いサポートもあるので、安心してライターにチャレンジできると思います。
フリーランスという働き方や、ライターという仕事の楽しさを、もっとたくさんの人に知って欲しいです。
そのためにも今回のように、フリーランス寺子屋を発信する機会があれば、積極的に参加したいと思っています。
最後に、「SEOライティング講座①導入編」に参加された皆さん、ここまで記事を読んで下さった皆さん、ありがとうございました。(武 美緒)