【寺子屋レポート】「写真をビジネスにする!素材写真販売大手「PIXTA」による入門講座」開催しました。

奄美市フリーランス寺子屋の講座として、【ストックフォト】の販売について学ぶ「写真をビジネスにする!PIXTAによる入門講座」が2022年12月3日に開催されました。

自らが撮った写真をネット上のプラットフォームで販売できる「ストックフォト」。参加者はその仕組み自体から、売れる写真のコツなどを学び、時間ぎりぎりまで質問がかわされるなど、意欲を高めていました。

 

|講師

鈴木 竜一 氏

株式会社PIXTA PIXTA事業本部 コンテンツ部 アライアンス推進グループリーダー

2014年ピクスタ株式会社に審査スタッフとして入社。

コンテンツ審査を経験後2017年よりクリエイターの制作支援に従事。クリエイター向け講座も担当。

◆画像・動画の素材サイト「PIXTA」  https://pixta.jp/

 

|ストックフォトとは?

あらかじめ用意された写真素材のこと。
例えば、WEB記事やHPを作るとき、ポスターやチラシをつくるとき。
「こんなイメージの写真がほしい」「このエリアの写真がないかな」
ということがありませんか?

そんなとき、モデルや素材を用意して、あるいは場所を選択して撮影するのはとても大変。そこで活用できるのが、ストックフォトです。
多くのクリエイターが撮影した写真がプラットフォーム上で整理して表示されるので、欲しい写真を購入して使用することができます。

写真を提供するクリエイターは、誰もがなることができます。経験は問わず、住んでいるエリアも問いません。

また、一枚の写真をアップロードすれば、購入のダウンロードは何度でも行われる可能性があるという「コンテンツビジネス」の仕組みが説明されました。

PIXTAに登録されているクリエイターは現在約37万人。

職業としては、会社員・公務員が最多で約38%とのことでした。

 

|活躍している人の共通項

しかし、写真を撮ってアップロードするだけで購入に結びつくという簡単なことではありません。

ストックフォトクリエイターとして活躍できる人の共通項として、鈴木氏は

・継続した活動ができる
・市場を分析したり、需要/使用方法を想像する力がある
・もちろん一定以上の撮影スキルは必要

などを列挙。

また今後求められていくクリエイター像としては、

「多様化するニーズへ向けた、このテイスト・世界観の発揮」

「個人の作風が出るような色のつくり方」

「自分ならではの視点」

などと話しました。

 

|ストックフォトのデメリット

「誰もがクリエイターになれる」とはいえ、デメリットもあります。

(ストックフォトのデメリット)

・収益になるまで時間がかかる。企画次第では赤字になる可能性も。
・基本的に全部自分でやる/決める必要がある。

などと指摘しました。

メリット・デメリットを説明したうえでですが、参加者からは質疑時間いっぱいになるまで活発に質問が飛び交いました!

|場所を選ばない活動の可能性

「写真」×IT という掛け合わせによって、誰もが参入出来て収益や活躍できる可能性が示されたストックフォト講座。

ピクスタでは、写真だけでなくデザイン素材やイラストなどの販売も可能です。

とはいえ、実際に収益を得ていくには、努力が必要となってくるのはどの世界でも同じ。

講座を経て、まずは一歩踏み出してみることが呼びかけられました。

 

今回の講座で紹介されたプラットフォーム