【寺子屋報告】観光フォトライター講座を行いました②(講師:桂 浩一氏)
うがみんしょーらん。(奄美の方言で、「こんにちは」)
今年度の奄美市フリーランス寺子屋のなかでプログラム化した、「観光フォトライター講座」。
奄美のことをライターの目線で取材し、写真を撮り、記事で発信するフォトライターを育成することが目的です。
観光フォトライター講座は、写真撮影講座とライティング講座の2本立てで構成。
今回は、2018年10月27日(土)に「あまみ働き方ラボ」で開催された「観光フォトライター講座②~ライティング編~」の開催レポートです。
詳細は、こちらの記事をご覧ください。
※ 「フリーランス寺子屋」とは、 奄美市の「フリーランスがもっとも働きやすい島化計画」に基づき、フリーランスを育成する講座です。
「観光フォトライター講座②ライティング講座」開催レポート!
今回は「奄美の情報発信」を目的とした観光フォトライターの育成を図ります。
※正規受講生は、あらかじめエントリーシートを提出し、テストライティングに合格したもの。
2018年10月27日(土)奄美市フリーランス寺子屋「観光フォトライター講座」は、「あまみ働き方ラボ」で開催されました。
今回の講座で、「観光フォトライティングとは何か?」「魅力的な観光記事について」「観光記事の写真について」などをレクチャーしていただきました。
講師は、 フリーライター「桂 浩一」さん(福岡県在住)とランサーズ株式会社 「篠原 智美」さんのお2人!
講師は、「九州を拠点とするフリーライター」としてご活躍されている「桂 浩一」さんと、ランサーズ株式会社 地方創生推進グループ リーダー 「篠原 智美」さんのお2人にお越しいただきました。
フリーライター
桂 浩一(かつら こういち)氏
<プロフィール>
福岡出身福岡在住。就職を機に上京し、20年の大都会生活に疲れて2015年に福岡へUターン。
フリーランスライターとして事業を開始。 サラリーマン時代は広告代理店や外資系ITベンチャーなどで主に営業やプロモーション業務に従事。 隙あらば地元愛を絡めるライターとして現在幅広い分野での記事を作成。
メインの仕事場をFukuokaGrowthNext(福岡の中心地にある官民共働型スタートアップ支援施設)に設けており、地方創生分野でのスタートアップを模索中。
<プロフィール>
群馬県出身。働くコミュニティ作りに邁進中。
日本最大級のクラウドソーシングサイト「lancers」を運営するランサーズ株式会社 地方創生推進グループ リーダー。
※ランサーズとは実績とスキルのあるプロフェッショナルと企業をマッチングする仕事依頼サイトのこと
講座の前に、自己紹介から!
今回の講座は、フリーライター桂さんが中心に講義され、篠原さんがサポートと質問を投げかけるという進行です。
講師のお2人が自己紹介をされあと、受講生の皆さんも近くの席に座っている方と自己紹介する時間をいただきました。
お話するのは下記3つ。
①お名前
②どちらからいらしたか
③なぜこの講座に参加しようと思ったのか
参加しようと思ったきっかけや動機は、人それぞれ。
「なぜ参加しようと思ったか」をお話することで、講座への意欲が高まりました。
まずは、「観光フォトライティング」って何?
まず最初に「観光フォトライティングとは何か」について、ていねいに教えていただきました。
観光フォトライティングは、「記事を読んだ人が『あ、ここに行ってみたい!』と思ってもらうこと」が大切。
「観光フォトライティング」といっても、その種類もたくさんあるとのご説明をいただきました。
次に、観光フォトライティングの作り方について。
観光フォトライティング記事の作り方は、以下の通り。
↓
取材
↓
撮影
↓
執筆
どんなことをするか、気をつけることなどを、とてもわかりやすく教えていただきました。
他にも、
・企画ですべてが決まる!
・インタビュー記事の流れと準備、持ち物、注意点
・観光記事とSEO記事の違いについて
など、観光記事を書く上での大事な心構えや知っておくことを学びました。
【ワークショップ①】インタビューのロールプレイング
観光フォトライティングでは、スポット紹介だけでなく、お店や施設のご紹介や、地域でご活躍されている方にインタビューをする場合があります。
講座では、インタビューについて学んだあと、ワークショップの時間がありました。
【内容】グループを組み、「インタビューする人」と「インタビューされる人」に分かれて、 インタビュー形式で取材してみましょう。
【テーマ 】 奄美市の家選びで気を付けるべきポイントとは?
【想定読者 】これから奄美市に移住して賃貸で家を借りたいと思っている若い世代
インタビューに慣れていない方も多くいましたが、受講生同士で「聞いてみたいこと」「答えること」を一生懸命話されていました。
インタビュー後は、グループで意見交換し、発表。
奄美本島でも、住んでいる場所や生活スタイルなどで違う場合もあり、様々な意見が出ました。
魅力的な観光記事とは何かを考えてみよう!
観光記事がどんなものか、心構えなどが分かったところで…
次は、「魅力的な観光記事の書き方」を教えていただきました。
実際に記事を書いてみると、分からないところや、むずかしいなと思うところがあると思います。
そこで「基本的な文章の書き方」として、観光記事だけでなく、WEBライティングに役立つテクニックをたくさん教わりました。
文章を書いていると、言いたいことを詰め込みすぎて、長くなってしまうことはありませんか?
「1文は60文字以下にすると読みやすい」とのこと。
具体的な例も出していただき、読みやすい文章についてご説明いただきました。
講座には、記事を書いたことがない方もいらっしゃいましたが、すぐ実践できることばかりだったので大変参考になったようです!
他にも、
・基本的な構成の考え方
・観光をテーマにしたさまざな切り口
・行き詰った時は?
など、ライターとして知っておきたい内容を学びました。
【ワークショップ②】構成を考えよう
次のワークショップは「奄美のおすすめ観光スポット」記事の、ターゲットと構成を4つのグループに分かれて考えるという内容でした。
「どんな人に読んでもらいたいか?」
「どんな構成にするか?」
グループで話し合い、たくさんの意見が出ていました。
発表の時間では、グループごとにテーマが違っていたので、新たな発見が多々ありました。
皆さんの企画やスポットの選定が大変良かったです!
クリックされやすい見出しの作り方について
講座の後半では、たくさんの記事がある中で自分の記事を読んでもらうために必要なテクニックを学びます。
・タイトルの適正な文字数とは?
など、「読みたい!」と思われるためのタイトルの書き方を教えていただきました。
タイトルの次は、「小見出し」について。
タイトルの書き方で学んだことを活かして、実際に記事の「小見出し」を考えるワークショップ がありました。
それぞれ切り取り方や、伝えたいことはさまざま。
皆さんから色々なアイディアを発表していただきました。
観光フォト撮影の基本と実演
最後に、観光フォトライターは「記事執筆」だけでなく、撮影を任されることも多いとご説明をいただきました。
自分で撮影が出来た方がお仕事の幅が広がるということで、「写真撮影」についてもじっくり学びます。
講座では、
・撮影時のポイント
・画像加工/編集について
など、普段の写真撮影でも大変役に立つ内容を教えていただきました。
※写真編集のワークショップもありました。
他にも、
・桂さんが撮影したお写真のご紹介
・Photoshopで写真編集の実演
などもあり、皆さん熱心に講座を受講されていました。
受講生の方からは、
◎構成、企画、タイトルのつけ方など、何をどうしたら良いのか知れて良かった。例を交えて教えて頂けたので分かりやすかったです。
など、ご感想をいただきました。
私たちの暮らしている「奄美」のことを、周りの人にもっと伝えることができる「観光フォトライター」。
この講座がきっかけとなり、奄美で観光フォトライターとして活動される方が増えて下さったら、うれしいです!
桂さん、篠原さん、受講生の皆さん、ありがとうございました。
「奄美市フリーランス寺子屋」は、「学ぶ」だけでなく、講座を通して培うスキルを活用して、受講生の皆さんが実際の仕事をしながら「稼げる」フリーランスになっていただくことを目指しています。
今年度奄美市フリーランス寺子屋は、観光フォトライター講座以外に、「ハンドメイド講座」「SEOライティング講座」を開催いたしました。
講座以外には、ハンドメイドコンテスト「第3回あまみハンドメイド大賞」や、ハンドメイドイベント「第3回あまみハンドメイドマーケット」を開催し、たくさんの方にご参加いただきました。
また、フリーランス寺子屋受講生の交流会「フリーランスカフェ」を2019年3月に予定しております。
株式会社しーま
e-mail:info@shi-mas.jp
TEL:0997-69-4681 FAX:0997-69-4682(平日9:00-17:30)
※業務時間外、土日は不在となりますので、何かございましたら、メール(info@shi-mas.jp)でお問い合わせくださいますようお願いいたします。