【寺子屋報告】観光フォトライター講座①を行いました(講師:わたなべりょう氏)
うがみんしょーらん。(奄美の方言で、「こんにちは」)
今年度も奄美市フリーランス寺子屋が開講し、さまざまな講座が行われていますが、今回は2018年8月25日-26日の2日間に渡って、奄美市で行われました「観光フォトライター講座①~写真編~」の開催レポートです。
講師は写真家のわたなべりょうさん。
今年3年目となる講座は、毎年大人気!
今年は天気にも恵まれて、フィールドワークではよい写真がいっぱい撮れました。
では、講座の模様をレポートいたします。(写真・文 しーま編集部)
「観光フォトライター講座①写真講座」開催レポート!
今回は「奄美の情報発信」を目的とした観光フォトライターの育成を図ります。
※正規受講生は、あらかじめエントリーシートを提出し、テストライティングに合格したもの。
8月25日(土)奄美市フリーランス寺子屋「観光フォトライター講座」1日目は、「あまみ働き方ラボ」で開催されました。
今回、2日間に渡る講座で、
①1日目=「写真撮影の基本/観光フォトライターが撮るべき写真について」
②2日目=「野外撮影実習(フィールドワーク)、実習で撮影した作品講評・撮影アドバイス」
を、レクチャーしていただきました。
講師は、 フリーカメラマン「わたなべりょう」さん!
講師は、フリーカメラマンの、わたなべりょうさんにお越しいただきました。
わたなべりょうさんは、PIXTAの「ストックフォト(写真素材)」などで、ご活躍されていらっしゃるので、お名前やお写真をご存知の方も多いのではないでしょうか?
こども・かぞくカメラマン
ストックフォトフォトグラファー
2007年武蔵野美術大学卒業後、IT系OLを経て独学でカメラマンに転身。
会社名:株式会社プラナ
事業内容:スナップ出張撮影、ストックフォト撮影(ピクスタ人物専属クリエイター)、写真講師
公式サイト:
わたなべりょうPhotoworks
Facebook:https://www.facebook.com/watanaberyo.photoworks/
①1日目(座学)…写真撮影の基本について
今回の講座は、幅広く参加していただきたいと思い、一眼レフカメラをお持ちではない方も対象にしました。
皆さん普段お使いのカメラはそれぞれ。
(「一眼レフカメラ」「コンパクトデジタルカメラ」「スマートフォン」)
講師のわたなべりょうさんのご厚意で、Nikonさんの一眼レフカメラの貸し出しをいただき、講座がスタート。
まずは、講師のわたなべりょうさんのご挨拶と、どんなお写真を撮影していらっしゃるかのご紹介がありました。
わたなべさんは、「こども・かぞくカメラマン」ということで人物を中心に撮影されています。
素敵な写真がいっぱいです!
講座は、「一眼レフカメラ初心者の方」でも安心な『入門編』から始まりました。
写真撮影の基本ということで、
・カメラの持ち方(構え方)
・シャッターの押し方
・カメラの設定や操作
などについて、丁寧にじっくり教えていただきました。
カメラにはモードがいくつかあり「AUTOモード」を選べば、カメラが自動で設定してくれるということを習いました。
先生の説明を聞きながら、受講生は実際に確認しながら撮影に挑戦!!
次は『実践編』ということで、様々なカメラの設定について先生から学びます。
・動いていない被写体の上手な撮り方
・おすすめのモード
など、すぐに役に立つことばかり!
プロのカメラマンの方から「写真撮影の基本」を、ひとつずつ丁寧に教えていただけることって、なかなかないですよね!
皆さん、わからないことはすぐ質問ができる環境ということもあり、自分から積極的に受講していました。
そして「実践編」では、より実践的なことを学びます。 写真を撮影していると下記のことで困ったことがありませんか?
・撮った写真が暗かった場合は?
・不自然な色見になった場合は?
・手ブレを少なくするには?
・深みのある色合いで写したい場合は?
今回の講座では、このような場合の「撮影のコツや、カメラの設定方法」を学びました。
講座では「ただ実践する」だけではなく、違う設定やモードで撮影した写真と見比べて、どのように違うかも学ぶことができたのが、大変よかったです!
他にも、
・背景をぼかした撮影をするコツ
・撮影の心構え
…などなど、今後の写真撮影に役に立つことをたくさん教えていただきました!
①1日目(座学)…観光フォトライターが撮るべき写真とは?
次に、「観光フォトライターが撮るべき写真」に、ついて学びます。
実際に奄美の先輩ライターが執筆した記事を見て、「観光記事は、どのようなことに気をつけて撮影してるのか」考えるワークショップがありました。
●参考にした奄美の観光記事サイトは、こちら↓
※講師のわたなべりょうさん大絶賛の記事はこちら!
「観光記事は、どのようなことに気をつけて撮影してるのか」
受講生の皆さんに発表していただき、出た意見がこちらです。
・進む方向に撮る
・案内板を引きで撮る、周りのものも撮る
・ドラマティックなキレイな写真
・実際に人がいる(人が動作している)写真
…などなど、観光フォトライターが撮るべき写真のポイントを共有しました。
同じ場所から撮影しても、写し方や撮るもの、切り取り方(構図)などで違ってくることが良く分かり、皆さん聞き入っていました。
①1日目(座学)…明日(8/26)の野外撮影に向けて
2日目の午後からは「野外撮影実習(フィールドワーク)」で、「あやまる岬観光公園」に行くことになりました。
「あやまる岬観光公園を記事で紹介するなら、どんなことを伝えたら良いか考えてみよう」
今回の講座では、
「観光フォトライター」として「奄美に初めて旅行をしようと思っている人」に向けて記事を書くなら、どんな写真を撮ったら良いのか?
ということで、上記のテーマがありました。
観光地を紹介する記事を書くときは、魅力が伝わるように、写真を5~10枚使うことが多いとのこと。
受講生の皆さんに「あやまる岬観光公園の紹介ポイント」について、公園の管理・運営をしている「株式会社しーま」からご紹介させていただきました。
【見どころたくさん!あやまる岬観光公園】
・観光案内所の後ろには、素敵な芝生があります!
・あやまる岬といったらコレ!あやまる岬の看板
・あやまる岬を見渡せる展望台が3カ所も!
①展望ウッドデッキ ②新設トイレ上の展望台 ③海側の展望台
・駐車場も広々で4か所ほどあります
・大人から子供まで楽しめるものがたくさん!
①ゴルフ ②芝スキー ③公園の遊具 ④ファンシーサイクル ⑤サイクル列車
・大人気!海水プール
・ソテツジャングル
・公園内には「奄美市歴史民俗資料館」も!
このように、あやまる岬観光公園には、たくさんの見どころがあります!
受講生の皆さんが「あやまる岬観光公園」のどんなところを紹介したいのかそれぞれに考えていただき、テーマを決めていただきました。
野外撮影実習に向けての今回の目標は、こちらです。
●自分の決めたテーマにあわせて、「あやまる岬観光公園」の紹介したいスポットを撮影する
●誰が見ても、分かりやすい写真を目指す
●色々な撮影方法を試し、たくさん写真を撮影する
①2日目(野外撮影実習)…あやまる岬観光公園で実際に撮影してみよう!
8月26日(日)午後の「観光フォトライター講座」2日目は、あやまる岬観光公園内の「みしょらんカフェ」に集合。
※この日は昼頃、雨が少し降ってしまったのですが、講座が始まる前には晴天になりました!
まずは、講座の説明と、撮影の説明です。
注意事項やスケジュールの確認後、まずは先生と一緒に撮影のポイントを習いながら移動しました。
それぞれ「野外撮影実習(フィールドワーク)」に入りました。
(皆さんが撮影されている様子)
皆さん、教えていただいた撮影方法を実際に試しながら、野外撮影に取り組んでいました。
②2日目(座学)…昨日撮影した写真について、講師から講評・アドバイス
撮影実習後は、場所を移動。
会場は、「奄美市ICTプラザかさり」です。
ここからは、皆さんが撮影された写真を、プロジェクターに映し出します。
そして、講師のわたなべりょうさんからおひとりずつ作品の講評をいただきました。
・「今回選んだ記事テーマが何か」
・「どんなことを考えて撮影されたか」
・「どんな撮影方法を試したか」
…などについて、発表していただきました。
受講生の方からのご質問や、「こんなところが上手く撮影できなかった」という発表については、アドバイスをしていただき、とても有意義な時間となりました。
他の受講生の皆さんが撮影された写真を見ることができたのも、参考になり、大変良かったです!
受講された方からは、
◎「一眼レフを買ったものの、上手に使えずにいたので基本が学べて、上手く撮れるポイントも学べて良かったです。とても楽しかったです。」
…などなど、皆さまから大変うれしいご感想をいただきました。
皆さん積極的に、楽しんで取り組んで下さっていたので、大変活気ある講座になりました。
私たちの暮らしている「奄美」のことを、周りの人にもっと伝えることができる「観光フォトライター」。
この講座がきっかけとなり、奄美で観光フォトライターとして活動される方が増えて下さったら、うれしいです!
わたなべりょうさん、受講生の皆さん、ありがとうございました!
今年度「奄美市フリーランス寺子屋」は、「学ぶ」だけでなく、講座を通して培うスキルを活用して、受講生の皆さんが実際の仕事をしながら「稼げる」フリーランスになっていただくことを目指しています。
受講の条件がある講座もありますが、興味のある方もご参加可能です。
受講を希望される方は、ぜひご連絡ください!
株式会社しーま
e-mail:info@shi-mas.jp
TEL:0997-69-4681 FAX:0997-69-4682(平日9:00-17:30)
※業務時間外、土日は不在となりますので、何かございましたら、メール(info@shi-mas.jp)でお問い合わせくださいますようお願いいたします。