【寺子屋レポート】「Googleマイビジネス・ローカルSEO講座」を開催しました
うがみんしょうらん。
2021年度 奄美市フリーランス寺子屋第5回目講座「Googleマイビジネス・ローカルSEO講座」が12月11日、奄美市WorkStyle Labで開催されました。
Googleが提供する無料のビジネスオーナー向けの情報管理ツールである「Googleマイビジネス」。HPより数十倍も観られているともいわれる、Googleマイビジネス登録によるナレッジパネルの重要性、その効果的な情報登録、そして検索上位になるためのローカルSEOの基礎知識などを学びました。
企業にとってはもちろん、それをサポートするフリーランスにとっても、知っておきたい大切なビジネス知識・スキル。オンライン・オフライン双方で、熱心に学ぶ参加者の姿が見られました。
日程:2021年12月11日(土)
場所:奄美市WorkStyle Lab、ZOOMオンライン
講師:㈱ブルームプロモーション SEOコンサルタント 片野永智氏
受講生:27名(会場参加10名、オンライン参加17名)
|講師
片野 永智氏
株式会社ブルームプロモーション
SEOコンサルタント
神奈川県出身。SEOの専門会社ブルームプロモーションのSEOコンサルタント。
プログラミングスキルも高く、テクニカルディレクターとしても活躍。
|無料で集客できる!Googleビジネスプロフィール
ユーザーがお店を探す際の検索行動「ローカル検索」において、表示される店舗や企業等の情報を管理するのが「Googleマイビジネス」。
Googleマイビジネスに登録するメリットとして、講師は2つあると説明。
メリット1)ユーザーとの接触機会の増加
ユーザーがGoogle検索をしたときに、WEBサイトなどの情報の上に表示されるのが、Googleビジネスプロフィールから登録した情報。
この時点で、Googleビジネスプロフィールが優位表示をされていることになります。
メリット2)ユーザーの行動分析
Googleマイビジネスを登録しておくことで、以下のような情報を取得することができます。
•ユーザーの検索キーワード
•検索後のユーザーの行動
•経路を調べたユーザーの出発点
•電話をかけた人数、時間帯
•リピーター数
•混雑時間 などなど
店舗運営という面から考えると、これらは非常に重要な情報です。
|基本登録の流れ~管理画面
無料ながら、優位性が高く貴重な情報も得られるGoogleマイビジネス。
実際に登録をするときの流れも確認しました。
登録時に表示される画面を見ながらの基本登録を確認。
次に管理画面の説明に入ります。
|「口コミ」に対する対応
Googoleマイビジネスの運用で大切になるのが「口コミ」への対応。
片野講師は「口コミの影響力とその重要性」を強調。
具体的な数値を用いて、
「クチコミに返信しているビジネスへの信頼度は 76 %。そうでないビジネスへは46%。1.7倍の差があることが明らかになっています」
と説明。
「もし、あなたがレストランのオーナーならクチコミに対してどのように返信しますか?」として、レストランに来た人が書いた、口コミに対してどのように返信をするのか、ワークを行いました。
受講生がその場で記入した回答例を確認しながら、ポイントを説明。
高評価のレビューに対しては、さらに自社をPRできるような表現を盛り込むこと、
低評価のレビューに対しては、以下のポイントを説明しました。
・指摘されたよくない点を謝罪すること
・改善を図った点を報告すること
|Googleビジネスと連携した、ローカルSEO対策
次に説明したのがローカルSEO対策。
ローカルSEOとは、利用者が、知りたい情報を検索窓などに入力して検索結果を求める「ローカル検索」において、店舗・企業情報を上位に表示すること。
例えば「奄美市 ランチ」などの検索結果に対して、お店を上位表示させるための対策です。
上位に表示される3つの条件
①検索キーワードとの「関連性」
②インターネット上の「知名度」
③現在地からの「距離」
これに対し、①の関連性を高めるために、「Googleビジネスプロフィールに、ユーザーが検索するキーワードを推測して登録する」とアドバイス。
②知名度をあげるには、同じくGoogleビジネスプロフィールの口コミやスコアを充実させること、ほかにTwitterやポータルサイトなどの充実も大切と話しました。
|大切なのは情報の鮮度と正確性の維持
最後のまとめで、片野講師は、
「Googleビジネスプロフィールは登録して終わりではありません。情報の鮮度と正確性の維持は最重要です。真摯な返信や、心惹かれる画像の投稿して魅力を発信し続けましょう」
と話しました。
HPやSNSもそうですが、一度投稿したら終わり、ということではありません。常に新しい情報を提供し続けることが大切。
また、オーナーが発信するだけでなく、お客さんや検索している人たちの感想や動きなどと連動して展開していくのが現代の情報管理。
お客さんの思いや指摘を無視するのではなく、そこに寄り添い、常に改善していく姿勢が求められます。