【決定】第5回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

奄美のハンドメイド界を盛り上げ、作家としての飛躍を願うために開催された「第5回あまみハンドメイド大賞」。 奄美群島在住のハンドメイド作家を対象とし、出品を呼びかけたところ、20名の作家の皆さまから、21作品が集まりました。 一口に「ハンドメイド」といっても、その素材や技術・手法は幅広く、よって表現はさまざま。 愛のこもった作品ひとつひとつを丁寧に審査し、ハレある「第5回あまみハンドメイド大賞」が決定いたしました! 受賞者発表と審査の模様をご覧ください。 なお、受賞作品は「なぜまちモーレ」(奄美市名瀬末広町11-2)にて展示いたします。 展示期間:2/26~3/14(水曜・3/5.6.7のみ閉館)   (写真・文 しーま編集部)
|いよいよ・・・審査スタート 2月19日(金)、「第5回あまみハンドメイド大賞」の選考会が行われました。 審査員であるminne事業部のお二方には、リモートにてご参加いただきました。  
「第5回あまみハンドメイド大賞」審査員は、下記の6名の方々です。
GMOペパボ株式会社 「ハンドメイドマーケットminne」 minne事業部より ・事業部部長 新井 正樹氏 ・作家活動アドバイザー 和田 まお氏奄美市」商工情報課 ・課長 向井 渉氏 「本場奄美大島紬協同組合 青年部」より ・徳山 貴広氏(紬のとくやま株式会社しーま」より ・代表 深田 小次郎 ・編集長 麓 卑弥呼
選考ポイントは、 「奄美の自然・豊かさ・時間を表現した作品」 「オリジナルのハンドメイド作品」 の上記2点を満たしていることのみ。 奄美大島各地からご応募いただいた「20名」の作家「21作品」を前に、作品からあふれ出る作家さんたちの熱い気持ちをひしひしと感じながら選考いたしました。 |受賞者発表! 今回の「第5回あまみハンドメイド大賞」は、以下7つの賞を用意いたしました。 ・大賞 ・優秀賞 ・minne賞 ・しーま賞 ・大島紬賞 ・島ギフト賞 ・オーディエンス賞 オーディエンス賞は、2月23日(火祝)に開催された「第5回あまみハンドメイドマーケット」の来場者による投票で選ばれました。 受賞者は以下の通り(敬称略)
♛第5回あまみハンドメイド大賞 大賞 内山 初美(奄美市名瀬) 作品名「ちっちゃな紬の肩かけ」
<作品を作った思い> 紬の端切れがたくさん集まりましたので、この利用方法として、小さなボタンにつつみこんでみたり、五角形のパッチワークを施したものを作りました。 2cm×2cmの小さな紬も立派に役目をはたして、キラッと輝いています。 <作品の特徴・PRポイント> 紬の細かい絣が目立つように下地になる布を黒色に決め、絹のちりめんや、フリースを使いました。 化学的に作られたフリースですが、意外と合わせやすく、又、冬のあたたかさが感じられます。
【受賞理由】
・今回ビデオ越しに審査させていただきましたが、1枚ずつ肩かけを外すごとに新たな表情が見えてわくわくしました。紬でくるみながら裏にアタリも出ないていねいな手仕事に技術が光っています。 ・とても手間暇のかかった手仕事で、全体からにじみ出るなんとも言えないかわいらしい雰囲気が素敵です。3枚それぞれに愛着ある工夫と個性があって、ハンドメイドの良さが溢れる作品であると同時に、実用性とオリジナリティを兼ねた魅力的な作品だと感じました。 ・紬を水玉模様として使われているのが、可愛らしいです。肌触りも良く、贈り物にしたいです。 ・紬のボタンがとても可愛く、うまく仕上がっています。 ・ポンチョにあしらわれた大島紬が水玉模様みたいで可愛らしい作品です。 ・とにかくかわいい。きれいに作られていて、感動です。小さいお子さんから高齢の方まで付けられる愛らしさ。そして小さな小さな端切れもうまく活用できる、産地ならではの創意工夫あふれる、愛情ある作品だと感じました。
ブランド名「あまみーる」 (Instagram)
♛優秀賞 盛 亜紀子(奄美市名瀬) 作品名「'Mother Nature' --- 母なる自然 つけ襟みたいなネックレス」
<作品を作った思い> この1年間、それまで以上に自然を求めてふと海や山に向かうことが増えました。 どんな状況でも変わらずに奄美の自然は大きく包んでくれ癒してくれます。 そんな海や土や草木や花や太陽や雨…奄美の香り、自然の優しさ、偉大さ、そして力強さを表現しようと製作しました。 <作品の特徴・PRポイント> 染めた生地をメインに製作。自然から生まれた色なので優しく馴染みのいい色味でありながらデザインはインパクトのあるネックレスです。 着用すると装飾が首周りにくるので、個性的なつけ襟のようになります。 ●藍染(職人さんにお願いしました) 布、大麻糸、フランスアンティークレース ●泥染(自分で行いました) 布、貝、珊瑚、フランスアンティークレース ●各国ヴィンテージビーズ ●大島紬糸 使用 フォーマルやドレッシーな装い、Tシャツやシンプルなワンピースなどカジュアルな装いでも楽しんでいただけると思います。 こんなときだからこそ身につけるもので気分転換となり、笑顔になってもらえたらシアワセです。  
【受賞理由】
・染色でトーンをそろえることで異素材が見事に調和しています。留め具を飾る珊瑚など、作家さんの個性が光る作品です。 ・審査の際に、実際に卑弥呼さんに装着してもらった時の作品の輝き方が本当に印象的でした!異素材の組み合わせに愛情が詰まっていて「自由な使い方をしてほしい」という作家さんの思いがあるのかな、とすごく感じました。身に付ける方が新たな一歩を踏み出せるような、背中を押してくれるエネルギーがあると思います。 ・奄美の素材をこれでもかと詰め込んだ作品で、奄美の自然を感じられました。 ・奄美がうまく表現されています。泥染めがいですね。 ・この作家さんならではの素敵な作品だと感じました。異素材をどこまでも軽やかかつ重厚感を持って、絶妙な組み合わせで一体感で作り上げることのできる度量。 よく見るたびに、繊細で、細かいところまで行き届いた設計。 染色も素敵でした。 身に着けたらまた、しっかりとフィットして軽い!着け心地も抜群で本当に素敵でした。
ブランド名「la clochette」 (minne)(Instagram)
♛minne賞 富岡 みち子 (大島郡宇検村) 作品名「奄美の生き物」
<作品を作った思い> シュノーケリングでみるカラフルなエラブチ。この色使い再現して身に付けたい! そんな思いでエラブチのブローチを作成したのがきっかけで、もっといろんな生き物を作ってみたくなり、私の好きな奄美の生き物たちを作ってみました。 <作品の特徴・PRポイント> 奄美にいる生き物の刺繍です。たくさんの色の糸を組み合わせて作りました。  
【受賞理由】
・一つひとつの表情も素敵ですが、シリーズとして個性豊かな生き物の姿から奄美の多様性を感じます。また番手の太い糸使いもエネルギッシュですね。 ・ものすごく生命力が詰まった作品で、すごく素敵でした。刺繍の刺し方に勢いがあり、色の選び方や糸の太さが総合的に生き生きとした雰囲気に繋がっているのではないでしょうか。このオリジナリティは本当に宝だと思います。展示用の土台もすごく合っていて魅力的です。ぜひminneでの販売をご検討ください。その際、くれぐれも価格は遠慮なく思い切って設定ください! ・シックさと可愛さがとてもマッチしていて素敵です。 ・奄美の生き物が見事に表現されています。細かい刺繍が素晴らしいです。 ・刺繍がとても丁寧で奄美の生物の特徴がしっかり出ています。見ているだけでも楽しめる作品だと思います。 ・かわいかった!!よく見るととても手が込んでいることがわかりますが、本物の色をきちんと表現しようとしているのが伝わってきて、とても愛情と作品自体の価値の高さを感じました。ぜひ販売してください!ほしいです。
♛しーま賞
叶 宏之(奄美市笠利町)
作品名 『 ひろさんのきりかぶ 』
<作品を作った思い> 就労支援B型事業所まんまるでは、島に在る素材の『あるがまま』のカタチを、作り手さんの『あるがまま』のチカラで生かす!!を大切にもの作りに取り組んでいます。 <作品の特徴・PRポイント> 木目は、自然界にしか作れないリズムを刻んでいます。 そのリズムには、四季のうつろいや気候の変化によってもたらされた、自然のゆらぎが写し出されています。この自然由来のリズムが、木目をみる人を癒してくれる効果があると言われています。このきりかぶはひろさんがゆっくり、丁寧にまごころを込めてみがき上げた琉球杉です。 でこぼこなのはごあいきょう!世界でたった1つの木目と木のぬくもりをどうぞ手にとって感じてみてください。
【受賞理由】
・今回ビデオ会議システムで審査させていただいたのですが、「さわってみたい!」と強く思う作品でした。ずっと眺めていたいような年輪と流木の味わいに、自然の力お感じます。 ・根気強く、ご自身が納得するまで磨け挙げたことが写真から伝わってきました。使う方次第でいろんなアレンジや活用方法があり、その余白が非常に面白い作品だと感じました。唯一無二の存在感だと思います。 ・説明にあるように、木のぬくもりを感じられる作品です。丁寧に磨かれた作品は手に取っても楽しめそうです。 ・作者の素直な気持ちが伝わります。気持ちがこもっています。 ・木目がとても綺麗に出ていて、触るとつるつる。見てよし、触れてよしなオブジェだと思います。 ・つるつるとしていていつまでも触っていたい不思議な作品です。パーツがいくつもあるので使う人のアイデアやセンスでいくつもの楽しみ方ができそう。同じ工程で、子供のおもちゃなどをつくったらすごくいいな、と思いました。
♛大島紬賞 ♛オーディエンス賞 久保 智子(奄美市名瀬) この作品は、来場者投票による『オーディエンス賞』も受賞し、 大島紬賞とオーディエンス賞のダブル受賞となりました。 作品名「春のたび」
<作品を作った思い> 真新しい紬は艶やかで光沢にうっとりします。私は布小物を作っていますが、高価で貴重な紬は余程でないと使えずリメイクの紬を使います。今回の紬もリメイクを使ってます。 今回の作品は、キーカラーから先に決めました。春のピンク色紬には難い色ですが、今回は何がなんでも春色ピンクにチャレンジしたかったです。 昨年から世界中の人たちがコロナの影響で、我慢や諦めを繰り返して来ました。冬になったら、春になったらと常に先に期待して、冬がきても春がきてもまたコロナは終息しておらず。それでも期待は持ち続けなきゃ春うららな気分を味わってみんな元気に外に出かけて春を満喫しましょう。 <作品の特徴・PRポイント> 春色紬のリメイクと大玉ゲンコの可愛いがま口でリュックとボストンバックを作りました。小旅行ならこれで足りると思います。 リュック(左側)MacBookが入るポケットを1番安全な後ろポケットに作りました。中には大きめポケット外には、お散歩用のがま口ポーチの入ったポケットが有ります大玉ゲンコが被せの窓から顔を出して可愛いですよね。 ボストンバック(右側)は、外に2個内側に3個ポケットが有ります。別付けの紐を付けたらショルダーとしても使いやすくなります。 春の旅に活躍してくれる事間違い無いです。
ブランド名「布小物屋BLANCHE」 (minne)(Instagram)
【受賞理由】
・審査会でも大胆なカラーが一気に目に飛び込んできました。細部まで本当に丁寧な手仕事と合わせ、展示用のセットに凝らされた演出も見事です。テーマとしての「春」らしい、見る人にも元気がわくような作品ですね。 ・今年のテーマと新たなチャレンジが詰まった力作ですね!作品を見た方が元気になるパワーがあると思いました。作品の存在感と説得力は作家さんご自身の努力の結晶だなあ、とすごく感じました。 ・今年のクオリティもすごい!がま口が顔を出しているのもとても可愛いです。 ・春に出かけて持っていきたい。色も綺麗で作品も素晴らしい仕上がりだと思います。 ・機能的なデザインですが、とても可愛らしく素晴らしい作品だと思いました。 ・パット見て誰もが目を奪われる素敵な作品。とにかく紬とピンクのカラーの組み合わせが素敵。誰もが気持ちが明るくなるような、最適な組み合わせだと思いました!
♛島ギフト賞 kashiwa farm(奄美市名瀬) 作品名「passionfruit freezedried」
<作品を作った思い> 美味しいパッションフルーツを奄美大島野中でいままでにない物を作りたいとの思いからたどり着いた新食感のお菓子です。 <作品の特徴・PRポイント> パッションフルーツの味・香りをそのままぎゅっと閉じ込めた新感覚のお菓子です。 お口の中にポンと入れてみるとふわーとパッションフルーツの香りが広がりすーっと溶けてなくなります?そんな不思議な新感覚のお菓子を食べてみてください。  
【受賞理由】
・口に入れた瞬間にフワーっと広がる食感に一瞬で虜となりました。知人・友人に思わず配って回りたくなるような素晴らしい作品ですね。 ・一口食べて、奄美の風がビューっと吹きました!奄美に行ったことがある方も、行きたいと思っている方にも、「こんな雰囲気だよ」と食べ物から伝えたいと思いました。とっても美味しかったです! ・軽い食感ながら、口に入れるとパッションフルーツの味が広がってとても美味しかった。 ・新食感でとても美味しかったです。パッションフルーツの味もそのまま出ています。 ・パケージがおしゃれです。小さな梱包も特別感があって良いと思います。食感も味もとても良かったです。 ・口に入れた瞬間、速攻で香るお菓子。パッション農家が作っている、というのが一番の魅力だと思います。
ブランド名「kashiwa farm」 (minne)(Instagram)(しーまブログ)
    ☆「なぜまちモーレ」(奄美市)にて受賞作品を展示 【大正大学地域構想研究所 奄美支所/座・ガモール奄美店 『なぜまちモーレ』】 住所:〒894-0024 鹿児島県奄美市名瀬末広町11‐2 HP:https://nazemachimore.localinfo.jp Facebook:https://www.facebook.com/nazemachimore/
3/14まで展示中♪(水曜、3月5日~7日は閉館)
 
今回の「第5回あまみハンドメイド大賞」へ たくさんのご応募ありがとうございました!
しーま事務所に、素敵な作品がいっぱいになって… 改めて奄美のハンドメイドの力はすごいな~と思いました。 5回目となる今回も 大島紬を使用した作品、ハブの骨を使用した作品や アクセサリーや布作品だけでなく食品まで 他にも奄美の素材を活かしたり奄美を現した作品が数多く集まり とっても「奄美らしい」ハンドメイドコンテストになりました。 観光客の方や島外の方にはもちろんのこと 奄美在住の方にも知ってもらいたい、すばらしい作品をご出品いただきました。 作家さんの熱量や技術も年々パワーアップしていると感じます。 奄美市とハンドメイドマーケットminne(GMOペパボ株式会社)が提携して開講している「ハンドメイド講座」を通して、より盛り上がりを見せている奄美のハンドメイド。 そんな奄美のハンドメイド業界をさらに盛り上げるべく、はじまった「あまみハンドメイド大賞」。 今後も、奄美のハンドメイド作家さんを新たに発掘・応援させていただけましたら幸いです。 次回の開催も、楽しみにお待ちくださいませ!  
フリーランス育成についての取り組みについて
奄美市の「フリーランスが最も働きやすい島化計画」が2015年からはじまり、 2016年7月1日(金)にハンドメイドのWEB市場大手「minne」を運営するGMOペパボと奄美市が連携。 フリーの作家さんを育成するハンドメイド講座をしーまが受け持ち、スキルアップをフォローしております。

【お問い合わせ】 株式会社しーま  e-mail:info@shi-mas.jp TEL:0997-69-4681 FAX:0997-69-4682(平日9:00-17:30) ※業務時間外、土日は不在となりますので、何かございましたら、メール(info@shi-mas.jp)でお問い合わせくださいますようお願いいたします。