【寺子屋レポート】活用すれば違うトビラが開く!ChatGPTと仲良くなる入門講座を開催しました

2023奄美市フリーランス寺子屋の講座として、「活用すれば違うトビラが開く!ChatGPTと仲良くなる入門講座」が2023年12月13日(水)に開催されました。

講師は、鹿児島県よろず支援拠点コーディネーターの徳田 喜一 氏をお招きし、鹿児島よりオンラインでご登壇いただきました。

リリースから1年ほどたった「ChatGPT」。さまざまな分野で話題になっていますが、今回は入門講座ということで、ChatGPTの基礎を知り、活用していくための方法・ヒントを学びました。どのように使用することができ、どのように役立つのか、そして注意する点など、初めての方にも分かりやすく、これからのお仕事やスキルアップに繋がるような講座となりました。

■講座概要■
講座名:活用すれば違うトビラが開く!ChatGPTと仲良くなる入門講座
日程:2023年12月13日(水)
場所:奄美市WorkStyle Lab、ZOOMオンライン
講師:徳田 喜一 氏(鹿児島県よろず支援コーディネーター)

       

|講師の紹介

徳田 喜一 氏(鹿児島県よろず支援コーディネーター)

鹿児島県よろず支援拠点のコーディネーター。 事業に合わせた広報戦略の立案から運用まで一貫してサポート。店舗にあったSNS発信を中心に、無理なく継続的に発信するコツやAIを使った業務効率化の相談なども行っている。

    

ChatGPTについて知ろう

【01 ChatGPTとは】

米OpenAI社が2022年11月にリリースした「ChatGPT」は、人工知能チャットボットであり、テキスト生成AIの一種です。チャット形式で自然な会話ができ、文章の要約や英文の翻訳など、他にもさまざまな活用方法があります。
アプリを取得し、登録をすることで、無料で利用が可能です。(有料プラン有り)

【02 ChatGPTの登録】

ChatGPTの使用には登録が必要です。(※多くの類似サイトがあるので気を付けてください)

検索する際は、必ず英語検索(「ChatGPT」と入力)をし、Google もしくはApple IDでログインしてアプリを入れましょう。
https://chat.openai.com/

ChatGPTには、無料版・有料版とありますが、今回の講座では、主に無料版でできることに触れ、教えていただきました。

【03 ChatGPTでできること・活用方法の一例】

ChatGPTは多岐にわたる活用方法があります。※一部抜粋してご紹介します。

・文章作成、校正、翻訳
・よくある質問(FAQ)の回答を生成
・顧客の声やフィードバックを分析し、サービス改善のアイデアを提案
・SNSやブログのアイデア生成(キャッチコピーや文章)
・企画書、戦略案、プログラミング
・アンケートの回答まとめ(Excelやスプレッドシートに集めたデータ等)など

そして、ChatGPTを取り入れるメリットとしては、
・生産性の向上
・コスト削減
・データ分析

が挙げられます◎。

ChatGPTをうまく活用すること、しっかりと取捨選択することで、作業の効率化だったり、’考える時間’をも減らすことができます。AIのすさまじい進化に驚くこともありますが、「すべては使い方次第。」という先生の言葉が印象に残りした。

【04 ChatGPTでできないこと】

ChatGPTではできないこと、また、気を付けるべき使用例もあります。※一部抜粋してご紹介します。

・Googleでするような検索(調べもので使うものではない)
・専門性の高い質問への回答
・最新の情報に対する回答
・法的な助言

当然ながら、ChatGPTで得た回答はすべてが正しいわけではありません。

必ず、自分自身で正誤判断ができるような内容に使用していきましょう!

【05 ChatGPT使用の際のポイント】

基本的に、質問を入力すると、ほとんどの内容に対してすぐに回答が返ってくるChatGPTですが、実は使用するコツやポイントがあります。頭に入れて使用することでさらに便利に。そして有効な活用ができます。※一部抜粋してご紹介します。

●プロンプトの入力に注意
・ChatGPTに質問や指示を送る際は、明確で具体的なプロンプトを使用しましょう。また、敬語を使うと回答の品質が向上することがあります。
(※プロンプト:ChatGPTに対してどのような質問や指示を与えるか、その指示や質問の形式や内容のことをプロンプトと言います)

●感謝の表明を忘れずに
・回答には、「ありがとうございます」「さすがですね!」といった言葉を伝えることで、性能があがるという研究結果が出ています。

●具体的な情報を提供しよう
・より正確な回答を得るためには、可能な限り具体的で明確な情報を提供しましょう。例えば、「絵文字を使って。」や、「もっと文章を柔らかく。」など、ほしい回答に近づけられるようにします。

講座では他に、有料版との比較や、少し発展的な使い方、画像作成等についても触れていただきました。使用例や使用方法は無限大です。

                

|受講生の声

今回、「ChatGPT入門講座」ということで、会場受講・オンライン受講共にChatGPTに初めて触れる方も多くいらっしゃいました。受講後にはこのような感想をいただきました。

・ChatGPTの性能の凄さに驚きました。“自分で正誤の判断ができる範囲で”、”情報の正確性を必要としないもの“と言うのが印象的でした。教科書のような、メモ書きのような、もう1人の自分と話す様な感覚で活用していきたいです。

・さっそくキャッチコピーを生成してもらったら、私にはないアイデアが出てきて驚きました。これから、キャッチコピーや商品説明文などのアイデアや添削に活用できるのではないかと思います。

              

|最後に

日々アップデートされ続けているAI。今回の入門講座を経て基礎知識を学ぶことができ、「実際やってみる」「コツをつかむ」ことを重ね、お仕事はもちろん、さまざまな機会に活用し、上手に取り入れていけたらと感じます。

特にフリーランス活動では、限られた時間のなかで最大限のパフォーマンスを発揮するのに有能な秘書のような役割を担ってくれる可能背があります。
しかし、もちろん万能ではないし、情報の精査は必ず必要となってきます。

ChatGPTにお願いできることが増え、時には楽に。時には効率よく。そして賢く、アイデアをもらいながらAIとうまく共存できる方が増えたらと思います。