【寺子屋レポート】講座『ハンドメイドマーケット「minne」が教えるネット販売成功ノウハウと最新事例紹介』
うがみんしょーらん。2024年(令和6年)度、奄美市フリーランス支援事業の一環である「奄美市フリーランス寺子屋」がスタートしました。
今年度第1回目は、昨年度に続き、国内大手のハンドメイドマーケット「minne」より講師をお招きし、「意外と簡単!ハンドメイド作家便利ツール活用入門」について講義を行っていただきました。
講義では、ハンドメイド作品を作ったのに、ネット販売は難しそう・・といったお悩みにアプローチ。最近話題のAIや便利なツールを使うことで、ネット販売が身近になるさまざまな学びを得ることができました。
講座当日の様子をご報告します!
日程:2024年9月21日(土)10時~12時
場所:奄美市WorkStyle Lab、ZOOMオンライン
講師:長島 奈槻 (ながしま なつき)氏 (GMOペパボ株式会社 minne事業部マーケットチーム サブマネージャー)、三好 雛子 (みよし ひなこ)氏 (GMOペパボ株式会社 minne事業部事業開発チーム ディレクター)
受講生:24名(会場参加17名・オンライン参加7名)
|はじめに
ハンドメイドマーケットminneの紹介・トレンド
最初に、GMOペパボ株式会社、そしてminne事業部についてご紹介いただきました。
https://minne.com/
ハンドメイドマーケットminneは、アクセサリー、食べ物、家具、アンティークビンテージなど幅広く販売をしているウェブマーケットになります。ものづくりをされている作家さんに手数料をいただき作品の販売を行い、購入をしていただくサービスとなります。時代の流れやトレンド、傾向。また作家さん、購入者さんに寄り添ったサービスの展開と情報の発信を行っています。
最近の傾向・トレンドについて
多くご購入いただいている作品のカテゴリーは、アクセサリーはもちろん、文房具、消しゴムハンコ、ペット用品など。年々需要が高まっているそうです。
そしてユーザーの90%以上は女性で年齢層は20代~40代の方が多いとのこと。最近は海外へ向けての販売も増えていて、minneでは購入代行サービスがあるので、作家さんは通常通りの国内配送をするのみ。特に制限や申請なく販売し購入もしていただけるようになっています。
さらに、ハンドメイドのシーズン情報についても教えていただきました!
ハンドメイド品の販売において、季節によって売れる・よく見られる商品というものがあります。今の時期なら秋ファッション。このあとも、9月~11月に多いウエディングのアイテム。12月のクリスマス。1月~3月入園入学の時期・・と続きます。意識してぜひ参考にしてみましょう。
ハンドメイドマーケットのトレンドやユーザー情報を知り、minneの展開する便利なサービスを活用して作品の販売を有効的に進めていけたらいいなと感じます。講座に参加いただいたみなさんの中には、ハンドメイド作家さんも多く参加いただいていましたので、取り入れていけるところが見つかったのではないでしょうか。
|ハンドメイドの傾向
SNS活用が一般的に
最近のハンドメイドの傾向として、SNS活用が一般的になっています。ハンドメイドに限らずSNSの活用は広がっていますが、ハンドメイドとSNSの相性は抜群で、Instagram、X、TikTok、YouTube、LINEなど複数のSNSを運用する方が増えています。
それぞれのSNSの魅了をチェックして、minneで伝えきれない情報を伝えましょう◎
ハンドメイド×SNSに関して
★縦型動画(リールなど)の活用が増えてきています!人気なのは梱包動画、制作動画。音も楽しんでもらえます。ついつい見ちゃう、特殊な制作方法をされている方にもオススメだそうです。
★最近は、オフラインイベントが再開し、オンラインとオフラインのハイブリット型での販売を取り入れる作家さんが増えてきています。それぞれの良いところを活用できたらいいですね。
とはいっても、ネット販売もイベントも・・・作家さんはとっても忙しいかと思います。。
そこで作家活動や販売がより充実し、効率化できるよう活用してほしいことをいくつかご紹介します!
|スマホを活用した魅力的な写真撮影
作品販売、特にネット販売において、作品の写真はとっても大事です。
作品写真はなぜ大事なのでしょうか?お客様の心を掴むことができるからです。
写真が上手になるには、訓練が必要です。いきなり上級を狙わずに、ステップを踏んでいきましょう。(※講座で紹介いただいた一部をご紹介します。)
●まずは作品を白背景でとるのをオススメします。そして自然光で撮影を。
●立体感を見せることが大切。どの目線がいいのか考えてみましょう。
●影に意識を!グラデーションがあることで分かるものもあります。光と影のバランスを大事にしてみましょう。
●写真は、水平を意識。スマホカメラのグリッド線を利用するのがオススメです◎。
●背景に注意しましょう。迷ったらシンプルに撮影を。
●作品のサイズ感は伝わりますか。形や色が分かりやすい写真と、サイズ感が分かりやすい写真を載せるといいですね。
講座では、魅力的なデザインを無料で簡単に作成することができるアプリ「Canva」の画像作成についても触れました。商用利用ができる素材やテンプレートが豊富にありますので、ぜひ使ってみてほしい一つです。講座では、講師が実際にCanvaを使用して紹介を行いました。
|AIを活用した作品説明
前にご紹介した、「作品の写真撮影」と同じく大切なのが「作品説明」です。
minneには、AIアシスタントというサービスがあります。minneで扱っているカテゴリーが利用できますので、詳細をチェックしてみてください。
https://minne.com/lp/ai-assistant?srsltid=AfmBOoql4a3WkP2rfWSQZwGsdgBaqRVzgByhNjSr1Jc9R5mJ3Q7m_v0c
minneのAIアシスタントの他には、ChatGPTの利用も有効です。
ChatGPTの利用には、「どのような文章にしてもらうのか指示を出す」ことが必要で、大切になってきます。(※ポイントとして挙げていただいた一部をご紹介します。)
●「SNSの文言」と指示をすると、絵文字も入れてくれます。
●「絵文字を少し控えめにしてください」という指示も可能です。
●指示出しに困ったら、「プロンプトサンプル」(指示内容のサンプル)というのを検索してみましょう。
●外国語の翻訳は、精度が高いです!海外への販売も視野に入れて活用してみましょう。
少しのポイントを知ることで、できることの幅が広がり、SNS投稿や作品紹介の準備にかける時間を見直すことができそうです。
|minne PLUSの紹介
最後に、minneの展開する新しいサービス「minne PLUS」のご紹介をいただきました!
さらなる売り上げ向上を目指したり、より効果的な販促機能、限定の特典や優待など。作家活動をもっと自由に、充実させていけるサービスです。
https://lp.minne.com/minne-plus
さまざまなキャンペーンも出ていますので、minneの詳細ページをご確認ください。
講座の内容は以上になります。
|最後に
ハンドメイド販売をする中でも進んでいる「AIの活用法」。さまざまな視点から広く学ぶことができました。
minne展開のサービス、さまざまなSNS、そして無料で利用のできるChatGPTやCanvaなどのサービスを上手に活用し、なかなかネット販売まで手がまわらない・・・。購入に繋がらない・・。など作家さんのお悩み解決に繋がっていくといいなと感じます。
今回、講義にお越しいただいたminneのお2人には、9月21日に行われた「第9回あまみハンドメイド大賞」の審査員としてもご参加いただきました。
講座の後は、出品作品・受賞作品を見ながら講評をいただく時間をもちました。講座に参加されていた方の中にも出品された作家さんがいらっしゃり、直接コメントをいただく貴重な機会となりました。
ご受講いただいたみなさん、ありがとうございました。
|お知らせ①
奄美市と株式会社しーま共催の「あまみハンドメイドマーケット」は、2025年2月16日(日)に、旧大島工業高校跡地にて開催予定です。12月頃から特設ブログにて出店者の募集を開始します。多くのご参加をお待ちしております!
●特設ブログ
https://handmadeamami.amamin.jp/
●お問合せ先
株式会社しーま TEL:0997-69-4681 MAIL:info@shi-mas.jp
|お知らせ②
今後の「奄美市フリーランス寺子屋」講座は、受講生募集中です。
こちらから詳細を確認・お申込みください。
https://www.amami-freelance.com/performance/5328.html