【寺子屋レポート】「WEBライティングからSNSライティングまで~その先の思いを伝える文章講座」を開催しました。
うがみんしょーらん。
奄美市フリーランス寺子屋講座「WEBライティングからSNSラインティングまで ~その先の思いを伝える文章講座」が2023年2月26日(日)に開催されました。
SNS発信が増えてきた中、文章で表現する機会が多くなりました。自分の思いをどれだけ伝えられることができているでしょうか?SNS、商品紹介文などでのライティングをプロライターの桂浩一氏から学びます。
日程:2023年2月26日(日)
場所:奄美市WorkStyle Lab、ZOOMオンライン
講師:桂 浩一氏(グロースフリー合同会社代表)
受講生:17名(会場参加10名、オンライン参加7名)
桂 浩一氏
福岡県出身。九州大学工学部機械工学科。大手情報会社⇒大手広告代理店を経て日本初の総合アウトソーシング事業会社で営業・販促部門の効率化コンサルティングを手掛ける。その後外資系通信ベンチャー(Bank of America Group)にて国内における無線通信インフラ事業の立ち上げに従事。
2015年よりフリーランスライターとして主に企業や自治体・飲食店の取材インタビューを行い、Webや雑誌の記事にする業務を担当。同時に地方におけるフリーランス人口の増加施策の一環で新しい働き方セミナー講師として全国7地域で講義・ワークショップを実施。
2020年8月にグロースフリー合同会社を設立し現在に至る。
グロースフリー合同会社 https://www.growthfree.jp/
|講座の仲間に自己紹介
まず初めに、受講生の皆さんの自己紹介タイムです!
皆さん順番にマイクを持っての自己紹介。オンライン受講生も、画面を通じての自己紹介をします。
人から紹介されるのではなく、自分の言葉で自分の紹介をするのが大事だと桂先生は伝えます。
いわばブランディングの第一歩。
同じ講座に集まった、さまざまに異なるバックグランウドを持つ受講生たち。なぜ講座を受講したのかなど、思いをそれぞれ熱心に話していました。
桂先生が、皆さん素晴らしい紹介をされていると褒めていらっしゃいました。
|基本的な文章の書き方を学ぶ
【文章表現】
文章での表現方法は複数あり、媒体によって使い分けることもあります。
その中で、下記の表現方法を学びました。
<ですます調 と である調、体言止め>
■ですます調
「~ました」「~です」「~います」など、一般的に広く使用されている表現方法です。
親しみやすく、読者の共感を得やすい、初心者でも使える表現方法。ブログやSNS、商品パンフレットなどで使われます。
■である調
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」超有名な日本文学で使われている表現です。
硬派・堅物な印象を与え、ライターのスキルを問われる表現方法だそうです。新聞記事や、小説、論文などに使い分けられます。
■体言止め
「群生するマングローブや奇怪な石が敷き詰められた海岸など、ここでしか見れない光景が楽しめる奄美大島。」
のように、文末を名詞で終わらせる方法です。多用しすぎると逆に読みにくくなってしまうこともありますので気を付けましょう。
その中で、初心者の皆さんは、まず「ですます調」を身に付けましょうと話します。
【文章の長さ】
1文は長くても80文字程度でまとめましょう。その時に、1文に複数の「言いたいこと」を含めないようにしましょう。
スマホでの閲覧性を考慮して、「短文」「シンプル」「適度な改行」「1行空け」を上手に取り入れ、離脱を防ぐのが昨今のやり方だと伝えます。
次に、文章構成です。
下記を踏まえ、読み手のことを考えた構成をしましょう。
・1段落1テーマ
・1段落は300~500文字
・結論を先に書く
・目次や写真・動画を付ける
|チームで文章構成ワーク!
ここで、チームに分かれ「奄美観光」についての文章を書きます。
[ターゲット]奄美に初めて来る人
[掲載メディア]奄美観光サイト
[タイトル]「初めてでも迷わない!奄美空港から奄美市内へ向かう交通アクセスをご紹介!」
リード文は、100文字。小見出しを3つ、15文字&200文字ずつ。まとめとして100文字。というフレームのもと、考えていきます。
まず、リード文ですが、内容は箇条書きでも良いので、どんな内容にするかを考えます。小見出しを入れる段落3つには、各アクセス手段を選び、特徴や使い方を選びます。
まとめは、ぜひ奄美に来てくださいという趣旨の文章を入れます。
ある程度できたら各チームごとに発表です。
交通手段に関して、そのチームごとにタクシー、バス、レンタカー、それぞれをどう使ったら便利か、など案内の仕方が違っていたりと、様々な書き方が出てきました。
|「SNS発信」は「セルフブランディング」から
次はSNS発信について。
自分は何者なのか、自分はクライアントに何が提供できるのか。
つまり、「セルフブランディング」をし、さまざまな表現方法を用いてクライアントに届けることを考えます。
情報発信=ファンをつくっていく→「この人と一緒に仕事をしたい」→自ずと仕事に繋がっていく。
自分の価値を理解するため、まず取り組んだのは「自分の強みを書き出す」こと。今までの人生を振り返り、自分では当たり前と思っているような事柄でも良いので、思いつくまま書き出します。
桂先生は、「得意なことや、スキルを掛け合わせることで、「100人に1人」から「100万人に1人」の希少な人材になる」と呼びかけ。
「ライター」は国内に山ほどいますが、
「奄美大島在住」かつ「ライター」は何人いるでしょうか。
さらに趣味や特技、資格やスキルなどを組み合わせていけば、ほかにはない「レアな人材」になれるはずです。
それでも難しい、、、という人のため、客観的に自分を判断するツールの紹介もありました。
自分の特徴を理解するためのツール:クリフトンストレングス
|商品を売るための文章とは?
ブランディングをし、SNSで発信する時、何をしたいかにもよりますが、やはり売る”もの”をいかに売れるように文章で表現するかということは大きいのではないでしょうか。
そこで、商品を売るための広告についての7か条を提示されました。
1 ターゲットと目的(行動)を明確にする
2 商品の特徴よりも顧客のメリットをアピール
3 ターゲットの共感を得る素材を使う
4 アピールポイントを「数字」で表現する
5 商品の最アピールポイントをタイトルに明記
6 「あれもこれも」は逆効果になることがある
7 パッと見で何を売りたいのかがわかるようにデザインする
この7つをポイントとし、文章を作成していくことが重要と伝えます。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、この7か条を意識し作成していくことで、相手に伝わり、そして売れるようになる文章になっていくはずです。
課題は、各受講生のそれぞれの商品、ショップなどセールスしたいものに関しての記事の作成。
文章構成で学んだことを念頭に、WEBで公開する記事として作成しました。
シモカタ先生の講座でも学んだブランディング。
ブランディングは、動画、文章、その他世の中に向けてセールスをするにあたり、重要なことだということが分かりました。
自分の強みを整理し、ブランディング、ターゲットの設定、SNSの使い分けを行うことで今までよりもっと多くの人に伝わる文章になるでしょう。